銭湯・温泉の定番「湯暖簾」

「湯暖簾」とは銭湯や温泉の出入り口に掛けられる暖簾です。
その用途は3つあります。

1つは浴場スペースとそこから繋がっているスペースとの仕切り、
もう1つが外から脱衣場を見えないようにする配慮、そして最後の1つがトレードマークです。

仕切りと目隠しはワンセットになっていますが、最後のトレードマークには
デザインに深く関わる2つの意味があります。

まず1つ目の意味は「ここから先は浴場である」という看板です。
例えば店頭用の暖簾は看板の役割があるため、店によって
布に描かれる文字が異なります。それと同様に温泉用には
「ゆ」と大きな文字が生地に描かれる事が一般的です。

その一般的なものにはもう1つ、「男」と「女」という文字が
表記されている記事があります。見えやすい

これが2つ目の意味です。
つまり利用者が間違えないための工夫というわけです。

ほとんどの場合、文字とともに赤と青という色違いの生地を用いています。

同一なデザインが多いのは前者の意味を守っているからです。
そんな温泉用には制作において基本的な項目が定められています。

それは大まかに分けて4つです。1つ目の基本は透けない
厚手の生地を用いる事、2つ目の基本は落ち着いた風合いである事、
3つ目の基本は色よりも文字と趣を大切にする事、
そして4つ目の基本は防炎加工を施す事が必須となります。

特に4つ目の基本となる防炎加工は火気が多い浴場には必要です。
設置場所によっては加工しなくても良いかもしれませんが、
備えをして損はありません。デザインの参考